【知識】ポーランド語の特徴

ポーランド語の特徴
ポーランド語は言語学ではインド・ヨーロッパ語族に属し、同じくこの語族のラテン語やサンスクリット語のように、名詞であれば、語形変化(単語の形がかわること)によって、主語や目的語を表すのが特徴と言えます。このような特徴を持つ言語は屈折言語と言われます。
加えて、ポーランド語には冠詞や定冠詞といったものがありません。

代名詞の特徴
ポーランド語の人称代名詞(私、あなた、彼など)は省略されることが多いです。これらが使われるのは、なんらかの強調がなされているときと考えることができます。

名詞の特徴
日本語では「猫が魚を食べる。」という文の主語である「猫」と、「魚が猫を食べる。」という文の目的語である、「猫」の形は変化しません。最初の文では「猫」の次に「が」があることによって主語と分かります。二つ目の文では「猫」の次に「を」があることで目的語だと分かります。ポーランド語は単語そのものの形の変化で、その語が主語であるのか、目的語であるのかなどを区別します。

形容詞の特徴
ポーランド語の形容詞は修飾する名詞に合わせて、その性・数・格をすべて一致させなければなりません。